周南市八代で保護されていたナベヅル3羽の放鳥作業 初日はケージから出ず放鳥作業は18日に持ち越し

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山口 2025.12.17 19:40

鹿児島県出水市から移送され周南市の八代地区で保護されていたナベヅル3羽の放鳥作業が17日から始まりました。

本州唯一のナベヅルの越冬地=周南市八代地区では、けがをしたナベヅルを保護し、放鳥する活動を2006年から行っています。

6年ぶり10回目となった保護ツルの放鳥。

午前8時55分、保護センターの職員がケージの扉を開け、2021年11月から保護している3羽のナベヅルの放鳥作業が始まりました。

ツルは何度か姿を現しますがすぐに扉付近から離れます。

ツルをおびき寄せるために職員が設置していたワカサギを食べにタヌキがやってくる場面も見られましたが‥

扉を開けておよそ6時間・・・

出口付近に姿を見せましたが警戒心が強いナベヅルは再びケージの奥へ戻ってしまい、1羽も放鳥することはできず、作業は18日に持ち越しとなりました。

(鶴いこいの里 松﨑 靖尚 所長)
「ツルの状況は落ち着いていると聞いています。早く出てくれという気持ちでいっぱい」

周南市八代には今シーズンこれまでに13羽のナベヅルが飛来しています。