みんなで笑って今年の憂さを晴らす 防府市で奇祭・笑い講
笑うことで、ことしの収穫に感謝し、来年の豊作を祈る奇祭「笑い講」がきのう(7日)防府市で行われました。
「わーはっはっ !」
防府市大道・小俣地区の「笑い講」は、豊作に感謝する神事として、およそ820年前の鎌倉時代から受け継がれています。
笑いは3回。
1回目は、今年の豊作を喜び、2回目は、来年の豊作を祈り、3回目は、今年の苦しかったことなどを忘れるため、豪快に笑います。
ただ、油断すると・・・?
(給仕4人)
「わーはっはっは」
(会長)
「ダメ」
少々ほろ酔いの長老からダメ出しが。
(会長)
「せーの」
(4人)
「わーはっはっは」
もう一度笑い直すのがきまりです。
(今年の頭屋・時田尚明さん)
「今年は『令和の米騒動』で米不足になりました。幸いにも今年は大豊作。またそれ(豊作)を祈って笑いました」
最後は、全員で笑い声をあげ、ことしの笑い講を締めくくりました。