みんなで笑って今年の憂さを晴らす 防府市で奇祭・笑い講

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山口 2025.12.08 12:12

笑うことで、ことしの収穫に感謝し、来年の豊作を祈る奇祭「笑い講」がきのう(7日)防府市で行われました。

「わーはっはっ !」

防府市大道・小俣地区の「笑い講」は、豊作に感謝する神事として、およそ820年前の鎌倉時代から受け継がれています。
笑いは3回。

1回目は、今年の豊作を喜び、2回目は、来年の豊作を祈り、3回目は、今年の苦しかったことなどを忘れるため、豪快に笑います。

ただ、油断すると・・・?

(給仕4人)
「わーはっはっは」

(会長)
「ダメ」

少々ほろ酔いの長老からダメ出しが。

(会長)
「せーの」

(4人)
「わーはっはっは」

もう一度笑い直すのがきまりです。

(今年の頭屋・時田尚明さん)
「今年は『令和の米騒動』で米不足になりました。幸いにも今年は大豊作。またそれ(豊作)を祈って笑いました」

最後は、全員で笑い声をあげ、ことしの笑い講を締めくくりました。