平和の大切さを後世に 原爆展が山口市で11月23日まで開催 紙芝居の上演も
山口市原爆被害者の会による原爆展が山口市で開かれています。
山口市の中心商店街にある「さぽらんて」で開かれている「原爆展」は山口市原爆被害者の会が主催するものです。
「原爆展」は、原爆被害の実態とあわせて、平和の大切さを伝えようと年に2回のペースで開かれています。
初日の16日は、山口市原爆被害者の会が制作した原爆紙芝居が上演されました。
原爆がどれほど恐ろしい兵器なのか、そして核兵器の脅威は今も続いているということを子どもたちにも受け入れてもらおうと工夫を凝らした内容となっています。
(紙芝居のナレーション)
「お母さん、やられた」「ああ痛い、痛い死にたくないよう」
「死にたくない、死にたくないよお、と言い続けた充くんは、2か月後、苦しみのうちに天国に召されました」
22日には「被爆80年に思う」をテーマとした座談会が開かれることになっています。
「原爆展」は11月23日までで最終日には来場者も参加して、原爆紙芝居が上演される予定となっています。