過失運転致死の初公判 80代女性を死亡させた被告、起訴内容認める(地裁下関支部)

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山口 2025.09.04 19:48

去年4月(2024年)下関市で横断歩道を渡っていた80代の女性を乗用車ではね死亡させたとして過失運転致死の罪に問われている被告の男の初公判がきょう(4日)山口地裁下関支部で開かれました。

過失運転致死の罪に問われているのは下関市の派遣社員の男(51)です。

起訴内容などによりますと被告は去年4月15日午後7時前下関市の県道で横断歩道を渡っていた80代の女性を乗用車ではね死亡させたとされています。

山口地裁下関支部で開かれた初公判で被告は「間違いないです」と起訴内容を認めました。

冒頭陳述で検察は「被告は予約していた夕食の弁当を取りに行くため急いでおり最高速度が50キロと定められた道路を時速およそ75キロで走行していた。また、事故現場を他人に見られたくない思いから事故を起こした後、現場を去り およそ100メートル離れた脇道に車を停めた」などと述べました。

これに対し被告は「逃げようという思いはなかった事故が突然のことでパニック状態だった」と述べました。

次回公判は今月(9月)30日で結審する予定です。