南海トラフ地震などに備え防府市で大地震を想定した避難所の開設などの訓練
南海トラフ地震などに備えきょう防府市で大地震を想定した避難所の開設などの訓練が行われました。
午前7時20分、訓練について知らされていない職員らに震度6弱の地震が発生した想定のメールが一斉配信され、メールを確認した職員らはあらかじめ割り振られている避難所の開設を行いました。
職員は現場に到着するとまず災害対策本部に避難所開設の報告をすることになっています。
防府市ではこれまで避難所の開設や避難者状況の報告は電話やFAXで行っていましたが、今年度から新たに「災害情報システム」が整備され迅速に報告・集計ができるようになったということです。
その後、職員らは避難者の受け入れ準備として、受付の設置や救急箱などの物品チェックを行いました。
(学校教育課 河村杏衣子さん)
「いつ災害が起こるか分からない状況でいかに自分が対応できるのかどこにいても対応できるように準備をしていきたい」
(池田 豊市長)
「常にこういう訓練をやって課題を見つけて解決して少しでも万全な防災対策を講じれるようにしていきたい」
防府市では、避難所の開設目標時間を30分以内としていて、きょうの訓練では50か所のうち41か所が目標時間内に開設できたということです。