県議会が現在「47人」の定数を2年後の県議会議員選挙から「3減」へ

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山口 2025.12.05 19:28

県内の人口減少が加速するなかで議論の対象となってきた、県議会の定数。

県議会議員自らが議員定数などを話し合う協議会は、現在「47人」の定数を2年後の県議会議員選挙から「3減」する方針を決定しました。

県議会の選挙区問題検討協議会が開かれ、定数削減についての12の会派の考えが示されました。

協議は非公開で、関係者によりますと、2会派が定数削減に反対した一方、最大会派の自民党や公明党など多くは削減に賛成。

協議の結果、次回2027年4月の県議選から定数を「3減」し、現在の47人から44人に減らすよう議長に答申することを決めました。

具体的にどの選挙区の定数を減らすかは、次の2月定例会の際に協議します。

定数削減が実現すれば、2015年の県議選で「2減」して以来、12年ぶりとなります。

一方、過去の答申で目安の1つとされてきた「議員1人あたりの人口を3万人以上とすること」については、次回以降、目安から撤廃することも決まったということです。

(協議会会長・友田有県議)
「このまま『3万人に1人』で減らしていくと、(県議が)どんどん減り、民主主義の根幹に関わる問題が出てくるのではとの意見があった」

友田会長は次回以降の定数削減について、「その時々の情勢や県民の要望に耳を傾けながら検討を続けていく」と述べました。