山口市吉敷地域の「クマ対策強化期間」解除へ 爪痕や足跡、食害の跡などクマの痕跡は見つからず
クマの目撃情報が相次いだ山口市吉敷地域では14日までを「クマ対策強化期間」として対策が強化されていました。
これまでの調査でクマの痕跡が見つかっていないことなどから山口市は14日で解除する見通しです。
(山口市の広報車)
「こちらは山口市です。外出をされる際にはクマにじゅうぶん注意をしましょう」
山口市吉敷地域では対策強化期間だったこの2週間、市の広報車がクマへの注意を呼び掛けてまわりました。
山すそに住宅地が広がる吉敷地域。
10月、クマの目撃情報が相次ぎました。
さらに「対策強化期間」中の11月にも、小学校の近くや維新みらいふスタジアムのそばで2件の目撃情報がありました。
クマの痕跡は残されていたのか?調査をした市の担当者は…
(山口市農業振興課 有害鳥獣対策室 吉野貴之室長)
「目撃情報があった場合はすべて痕跡確認をしているが確認できなかった。」
爪痕、足跡、木の折れ具合、食害の跡などを確認したところクマの痕跡は いずれの場所にもなかったということです。
住民は…。
(住民)
「なりもの(柿など)がいっぱいなってますけど被害にあったというのもありませんからね」「だからちょっと疑わしいな」
「イノシシかアナグマ」「おそらくそれを見誤ったのかなと思う、私個人の考えは。実際におるかもわからんよ」
市では、当初の予定通りクマ対策強化期間を14日で解除する見通しです。