【山口天気 夕刊11/10】あす11日(火)朝は広く今季イチの冷え込み 昼との寒暖差も大 台風26号の県内への影響は…?

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山口 2025.11.10 18:31

●あす11日(火)朝は広く今季一番の冷え込みに 昼との激しい寒暖差も注意
●台風26号は台湾を通過し 南西諸島付近で熱帯低気圧に
●今週はしばらく晴天多いが 木曜は南から広がる雨雲が少し流入の可能性
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週明けのきょう10日(月)の県内は、晴れ間は多かったものの冷たい北よりの風が吹き、晴れるわりに空気が冷たく感じられる一日でした。気圧配置は西高東低=冬型になったことで、北風が吹くとともに県内には冷たい空気が次々流入している状況です。



あす11日(火)にかけては、大陸の高気圧が次第に西日本を緩やかに覆って、冷たい北風は落ち着き、そして安定した晴天となります。



一方で今夜~あす11日(火)朝は、地面の熱がどんどん上空に逃げる放射冷却の影響が強まります。朝の最低気温は徳佐で0度…ひょっとすると氷点下もあるかもしれませんし、その他の所も、今シーズン一番の冷え込みが続々出てくるなど、「師走並み」の冷え込みとなる所も多くなりそうです。

紅葉が一気に進む冷え込みにはなりそうですが、農作物の管理、体調管理などには十分気を付けていきましょう。



また、今週この先の天気で、少し気に留めておきたいのが台風26号。フィリピン北部を通過したあと、今後、徐々に進路を東よりに変えていきながら、水曜日に台湾方面を通過して、今週後半、南西諸島方面に進んでいく頃には熱帯低気圧に衰弱する、とみられます。

県内は、台風の直接の影響は小さいとみられますが、今週木曜日頃は南から広がる雨雲が少し県内までかかってくる可能性があります。県内に直接の大きな影響まではない台風ではありますが、北から冷たい空気が降りてきている中で、どこまで南の空気が盛り返すのか、というところで、多少雨雲のエリアが南北に揺れ動く可能性は少し意識しておいて、今後も最新の予報は随時ご確認頂ければ、と思います。



あす11日(火)朝、スカッと晴れ渡る空ですが、夜中から朝にかけての底冷えが強く、最低気温は豊田で1度、徳佐で0度となるほか、広く師走並み…今シーズン一番の冷え込みとなるでしょう。日中は少し薄雲もかかりますが、日ざしは十分で最高気温は17~19度くらいの所が多くなります。朝と昼との寒暖差も、かなり大きくなりそうです。



紅葉は寂地峡で見頃となっているほか、山のふもとのエリア…周南市の漢陽寺や岩国市の紅葉谷公園、下関市の東行庵など、色付きが進む所も多くなってきています。今後も寒暖差が激しい日々で、色づきは急ピッチで進んでいきそうです。



今週は晴れる日が多い一週間ですが、木曜日頃は雲が広がりやすく、一部にわか雨があるかもしれません。また、連日、朝の気温は1桁…その一方で日中は20度くらいまで気温が上がり、朝と昼との寒暖差が激しい日々が続きます。服装選び、体調管理など十分気を付けて、お過ごしください。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)