「利益が出る優良株を紹介しますよ」ウソの投資話で柳井市の60代男性が現金5500万円をだまし取られる

「優良株を紹介する」などとウソの投資話を持ち掛けられた柳井市の60代の男性が現金5500万円をだまし取られる被害にあいました。

警察によりますと、柳井市の60代男性は2025年9月、LINEに表示された投資に関する広告を通じて日本人女性を名乗る人物と知り合い、投資の勉強をするLINEグループに招待されました。

その後、グループのメンバーから「AIを使用した投資を勧められる」「利益が出る優良株を紹介しますよ」などと言われ、話を信じた男性は専用の投資アプリをダウンロード。

10月21日からおよそ1カ月半の間、投資名目で、指定された口座に計17回にわたって現金を振り込んだり、柳井市内の駐車場で男に現金1700万円を手渡したりして、現金合わせて5500万円をだまし取られました。

警察によりますと、振込先の口座はすべて個人名義の口座で、投資アプリ上には利益が出ている表示があったということです。

金融機関が警察に情報提供し、被害が発覚しました。

県内では11月末までに、43件、3億4158万円のSNS型投資詐欺の被害が確認されていて、警察は、SNSで知り合った相手からお金の話が出れば詐欺を疑い、すぐに警察や家族に相談するよう呼びかけています。