8歳の娘の首を絞め殺害しようとした女の初公判 「殺すつもりはなかった」と起訴内容を一部否認 山口地裁
去年、柳井市の自宅で8歳の娘の首を絞めて殺そうとした母親の初公判が開かれ「殺すつもりはなかった」と母親は起訴内容を一部否認しました。
検察は「夫のギャンブルで生活が困窮していた」などとも指摘しました。
殺人未遂の罪に問われているのは柳井市柳井の無職の女(40)です。
起訴内容などによりますと、被告は去年10月柳井市の自宅で当時8歳の娘の首を両手で締め殺害しようとしたとされています。
初公判で被告は「殺すつもりはありませんでした」と起訴内容を一部否認しました。
検察は冒頭陳述の中で被告には5人の子どもがいるものの夫のギャンブルで生活が困窮していたと指摘。
その上で「両手で首を絞める行為は危険性が高く、死亡させる可能性があると分かって行っているため殺意があった」と主張しました。
一方、弁護側は「被告が金銭的な理由で子どもたちと離れて暮らさないといけない状況で精神的に思い悩んだ結果犯行に及んだ。すぐ自首していて殺意もなく、傷害罪にとどまる」などと主張しました。
きょう(3日)は夫の証人尋問も行われ、「もっと妻のそばにいてあげればよかった」などと証言しました。
次回公判はあす開かれます。