UBEの中間期連結決算が6年ぶりに「減収増益」に 増益は原料価格の下落などが影響
宇部市の大手化学メーカー=UBEは中間期の連結決算が6年ぶりに「減収増益」になったと、7日に発表しました。
UBEの中間期の連結決算は売上高が前の同時期から12.5%減少し2127億円、営業利益は36.4%増の83億円、経常利益は737.9%増の159億円となりました。
中間期の決算が「減収増益」となるのは2019年以来6年ぶりです。
「減収」については食品包装フィルムなどに使われるナイロンポリマーの海外での販売が中国の増産により低迷したことや、製鋼事業の宇部スチールの経営権を他社に譲渡し連結対象から除外したことなどが要因だとしています。
また、「増益」については主にゴム製品に使われる材料の原料価格が下落したことなどが影響したとしています。
一部の事業では通期の業績予想を半年前から見直していて今後、顧客と情報を密に共有しながら適切に対応していきたいとしています。