運転免許の期限切れに1年間気づかず消防車や救急車を運転…岩国地区消防組合の消防士長(42)を減給の懲戒処分

この記事をシェア

  • LINE
山口 2025.05.02 14:01

岩国地区消防組合は運転免許証の有効期限切れに気付かずおよそ1年間にわたって公用車や自家用車を運転していた42歳の消防士長を減給10分の1、3か月の懲戒処分としました。

懲戒処分を受けたのは中央消防署玖北第1出張所に勤務する42歳の男性消防士長です。

また、免許証の確認を怠ったなどとして上司にあたる男性消防司令補1人を訓告処分に、同僚の男性消防司令補2人を厳重注意処分としています。

岩国地区消防組合によりますと消防士長はことし3月、自宅に届いた免許更新に関するチラシを見て自分の免許の有効期限が切れていることに気付いたということです。

有効期限は去年の3月19日までで、消防士長は1年間で消防車や救急車など公用車を15回運転。

勤務先への通勤や私生活でも自家用車を運転していました。

岩国地区消防組合では本人が有効期限を把握していなかったことや、月に1回の免許証のチェックが形骸化していたことが原因とし、今後は組合全体でチェック表を統一し各所属長による確認を徹底するとしています。

岩国地区消防組合の藤廣修消防長は、「免許証のチェック体制の強化及び免許証の情報管理等を徹底し、再発防止に努めるとともに、職員一人ひとりが使命感を持って、誠実に日々の業務を行い、信頼回復に向けて全力で取り組んでまいります」とコメントしています。