【山口天気 夕刊11/19】気温低下とともに湿度も低下中…週末にかけて晴れ間多いが乾燥対策を万全に
●今週は気温低下とともに湿度が低下中 県内には乾燥注意報発表中
●空気乾燥は気温低下ほど加速…寒くなるほど乾燥対策を入念に
●週末にかけて晴れたり曇ったり 昼夜の寒暖差大と空気乾燥に注意
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きょう19日(水)は冬型の気圧配置は次第に緩んできたものの、居座り続ける寒気の影響で、大体12月上旬並みの寒さが続いた所が多くなりました。
今週はグッと気温が下がり、寒さが増してきている県内ですが、気温が下がる中、同じく下がってきているのが「湿度」…きょう19日(水)は最小湿度が30パーセント台の所が多くなり、県内には今朝から乾燥注意報が出ています。
ニュースでは、県内でもインフルエンザ流行の話題、そして大分県では大規模火災も発生している、というのもあり、この空気の乾燥にも十分気を付けたい状況です。
空気乾燥は、寒くなることで加速する側面があります。空気は気温の変化により含むことのできる水分量が変わり、湿度が同じ40パーセントでも、先週まで多かった気温20度が、きょう19日(水)の最高気温13度くらいになることで、空気中の水分量は3分の2くらい。朝晩の5度くらいの冷え込みだと、半分以下まで大きく減少します。
気温が低くなる、寒くなるほど空気中の水分量が少なくなるので、空気の乾燥が進みやすい、というところをしっかり踏まえて、暖房の火の取り扱いに注意したり、部屋の加湿を心掛けるなど、乾燥対策の意識を高めて頂きたいと思います。
この先、木曜日、金曜日、そして土曜日、日曜日頃にかけて晴れたり曇ったりで、昼の寒さは少し和らぐ方向ですが、朝晩は暖房が必要な冷え込みが続きます。また、しばらくの間はまとまった雨がないため、空気の乾燥の日々も続きます。風邪予防、火災予防の意識をしっかり高めて、お過ごしください。
今夜~あす20日(木)午前中は、上空に残る寒気や気圧の谷の影響で雲が広がりやすく、わずかに時雨模様の心配もありますが、午後になると次第に晴れ間が多くなる見込みです。朝は強い冷え込みとなる所が多く、日中は大体15~16度くらいまで気温が上がる予想で、寒暖差が大きくなるでしょう。
この先、週末にかけて、まずまず晴れ間多めの穏やかな天気。昼間は少しずつ寒さが和らいでいきそうですが、朝晩の冷え込みは土日を中心に一段と強く、引き続き朝と昼との寒暖差は大きい日々でしょう。3連休最終日、月曜日の振り替え休日~連休明けの火曜日は雲が増え、一時天気がぐずつく可能性があります。
県内の紅葉は多くの所で色づきは順調。見頃、もしくは見頃一歩手前の所が多くなっています。美しい色合いはチャンスを逃さず楽しんでいきましょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)