「一度やったらやめられない」 中学生が薬物の怖さ学ぶ(山陽小野田市)
間違った使い方をすると命を脅かす危険性もある薬物をテーマにした出前授業が、山陽小野田市の中学校で開かれました。
(村岡秀治さん)
「薬物乱用された脳は絶対に元には戻りません」
講師を務めたのは小野田ライオンズクラブの会員で、中国料理・敦煌の総料理長でもある村岡秀治さんです。
村岡さんは薬物乱用防止教育認定講師の資格を持っていてきょう(10日)、山陽小野田市の高千帆中学校で「薬物」をテーマにした講演を行いました。
講演で村岡さんは覚せい剤や大麻、MDMAなど法律で禁止されている薬物について説明、一旦、使い始めると自分の意志で止めることができなくなり、身体だけでなく家族や友人との関係も壊してしまうと話しました。
また、風邪薬など市販薬であっても一度に過剰摂取するオーバードーズによる怖さについても触れ薬物の乱用を誘われてもきっぱりと断り、家族や学校に相談するよう呼びかけました。
(中学生)
「一度やったらやめられないところが一番怖いところだと思った」
「薬物を乱用することで大事なものを一瞬で失ってしまうことがわかった」
小野田ライオンズクラブは、今後も市内の学校で、薬物乱用の危険性を伝えていくことにしています。