JR美祢線の復旧に採用されるBRT「バス高速輸送システム」 美祢市の住民らが九州の先進地、日田彦山線BRTを視察

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山口 2025.11.17 19:32

JR美祢線の復旧に採用されるBRT「バス高速輸送システム」とはどんなものなのか、美祢市の住民らが九州のBRT先進地を視察しました。

JR九州の日田彦山線BRTを視察したのは、美祢市の於福駅、厚保駅の利用促進に取り組む住民らです。

福岡・北九州市と大分・日田市を結ぶ日田彦山線は、2017年の九州豪雨で被災し、2023年に一部路線がBRTで復旧。

停留所は道の駅や学校の前にも設置され、その数は被災前の3倍、便数も1.5倍となっています。

美祢線は2023年の豪雨で被災し、BRT「バス高速輸送システム」での復旧を目指していて、10月から法定協議会での議論が始まっています。

住民らがBRTを直接見るのは初めてです。

鉄道の跡地にできた14キロほどの専用道路の乗り心地や、停留所の位置などを確認し、復旧後のイメージを膨らませていました。

(厚保地域交流ステーション振興協議会 米田信義会長)
「乗り心地が良い、ディーゼル車に比べれば静かで良い」

(於福地域交流ステーション推進協議会 村田裕子会長)
「(BRT専用道は)線路を走ってないけど列車に乗っている感覚が感じられる。みなさんに体験して欲しい」

住民らは今後、視察の感想を他の住民にも共有し、法定協議会の事務局にBRTに対する意見書を提出するということです。