11月17日は早産の課題や支援を考える「世界早産児デー」宇部市の病院は紫色にライトアップ
11月17日は赤ちゃんが早く生まれる「早産」の課題や支援を考える「世界早産児デー」でした。
宇部市の病院ではキャンペーンのシンボルカラー、「紫色」で建物がライトアップされました。
11月17日の山口大学医学部付属病院。
利用者が行き交う通路が紫色に彩られました。
「早産」とは妊娠後期の37週よりも前。
つまり「想定よりも早く」赤ちゃんが生まれることで、世界では10人に1人の赤ちゃんが早産だとされています。
赤ちゃんの肺の機能が低下しやすかったり合併症が起きやすかったりと高度な医療やケアが必要になるケースがあり、24時間体制で新生児の治療を行うNICUでも受け入れをしています。
こちらの赤ちゃんは体重が1600gほどで生まれ、入院して3か月。
お母さんは赤ちゃんの顔を毎日、見に来ています。
(母親)
「率直な気持ちは…申し訳ない気持ちになりました。小さく生んでしまったので。ずっと一緒にもいられないですし手術を最近したので大丈夫なのかなって」
早産で赤ちゃんを産んだ母親やその家族は子供の今後の成長や発達、病気との向き合い方に不安を抱えやすく、周囲の人たちが早産について知ること、当事者に寄り添う気持ちを持つことが大切です。
(総合周産期母子医療センター 木村 献講師)
「元気そうに動いてたよとかお母さんたちの気分が晴れるような声かけを普段気を付けてしています。一般の方もちょっとした(赤ちゃんの)変化とか気づいていただいてその歩みをサポートしていただければなと思います」
より多くの人に「早産」への理解を深めてもらう「世界早産児デー」。
NICUにはスタッフやお父さん、お母さんたちから赤ちゃんたちへの温かいメッセージも寄せられていました。