AIでうそ電話詐欺の手口を再現 生成AIを活用したうそ電話詐欺などの疑似体験会
AIでうそ電話詐欺の手口を再現します。
金融機関で働く人などを対象に、生成AIを活用したうそ電話詐欺などの疑似体験会が下関市で開かれました。
この体験会は、スマートフォンを使った特殊詐欺による被害を防ぐ能力の向上を目的に、県銀行協会が下関警察署とソフトバンクの協力を得て行ったものです。
(スマホ音生かし)
「山口県警の特殊犯罪捜査官の平野と申します。 あなたをいま、詐欺事件の共犯者として捜査しており、すでに裁判所からあなたの逮捕状を取得しています」
体験会には、市内の金融機関などからおよそ20人が参加し、ニセ警察官が登場するうそ電話詐欺をはじめ、投資詐欺やロマンス詐欺では電話やLINEを使ってどんなやりとりが行われ、最終的にお金をだまし取られてしまうのかを疑似体験しました。
(県銀行協会 綿重栄常務理事)
「実際にやりとりがどのように行われているかというのを知らないと、やっぱり防ぎようがないので、 実際に体験してもらった」
全国では2024年の1年間におよそ2万1000件の特殊詐欺が認知されていて、被害総額は718億円を超えています。
そして2025年10月末までで、すでに被害額が1096億円を超えています。