【山口天気 夕刊7/17】非常に不安定…あす18日(金)にかけて県中部東部ほど度々激しい雨 降り方次第で災害の危険も
●あす18日(金)にかけて大気の状態が非常に不安定
●県中部東部ほど度々激しい雷雨 降り方次第で災害の危険も
●週末からの3連休は次第に夏空拡大
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現在、四国、本州を縦断するような活発な雨雲の通り道があります。特に高知県、徳島県では今夜遅くにかけて線状降水帯発生のおそれもあり、十分な警戒が必要です。
また、県内も、きょう17日(木)昼過ぎまではしっかり晴れていましたが、夕方頃からは雨雲が四国方面から県東部を中心に所々流れ込んできました。
日本の東の高気圧が勢力を強め、南からの湿った空気の通り道は、これからさらに西へスライドしていきます。
県内は今夜のうちには、全域が湿った空気の通り道となり、断続的に雨が降る天気が、あす18日(金)朝~日中も続きます。
特に県中部、東部の山間部では、九州と四国の間…豊後水道経由の湿った空気の影響を大きく受けて、度々激しい雷雨となるおそれも。
夕方~夜にかけては、雨雲の通り道はさらに西へと動いていき、県内の雨は次第に落ち着いてくる見込みです。
特に県中部、東部中心に度々雨が激しく降りやすく、あす18日(金)夕方までに降る雨の量は、多い所、中部東部で150ミリ、と、7月の平年ひと月分の半分近い雨が一気に降るおそれもあります。土砂災害や川の増水、氾濫などの大雨災害の危険が高まる心配もありますので、緊張感を少々高めて、安全第一を心がけて、お過ごしください。
なお、週末からの3連休は、日本の東の高気圧がさらに西へ大きく勢力を広げ、県内は夏空復活、そして猛暑の日々も再びやってきます。
間もなく台風に発達見込みの熱帯低気圧はありますが、高気圧に阻まれる形で県内に近づくことはないでしょう。
県内は夜中のうちに本降りの雨となり、あす18日(金)朝の通勤通学の時間で土砂降りとなるおそれがあります。交通機関の乱れなどにも十分ご注意下さい。日中いっぱいは度々激しい雨で、山間部や内陸中心に、雨の降り方次第では土砂災害や河川増水など、災害の危険が高まるおそれもあります。
なお、雨により暑さ控えめですが、窓を閉め切った部屋で過ごす時など、室内の温度には気を付けて過ごしましょう。
3連休は次第に夏空拡大。ギラギラ太陽が主役の天気になってくるとともに、再び昼間は猛烈な暑さの日々に。来週にかけては最高気温35度以上の日も多くなるでしょう。あすの雨のあとは、また当分の間は、少し夕立はあっても、広く天気が崩れる日はしばらくなさそうです。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)