【上関・中間貯蔵施設】町議会全員協議会で中国電力が「立地可能」を説明
上関町で建設計画が進められている使用済み核燃料の中間貯蔵施設について。中国電力が11日、町議会に対し立地可能性調査の結果を説明しました。
午後1時半から開かれた説明会には町議会議員10人全員が出席、中国電力上関原発準備事務所の所長ら4人が説明に訪れました。
この説明会は町議会が中国電力側に要請し開催されたものです。
先月29日、中国電力はおよそ2年間行ってきた立地可能性調査の結果中間貯蔵施設は上関町の予定地に「立地可能」とする報告書を町に提出しました。
その際、西哲夫町長は要請があれば町議会などに結果について説明するよう中国電力に求めていました。
非公開でおよそ1時間半行われた説明会では、予定地付近の断層についてなどなぜ今回「立地可能」と判断されたのか説明されたということです。
(岩木和美議長)
「とても専門的なことなのでここがどうとかいうのはもう調査結果を信じるだけという感じ」
(賛成・柏田真一議員 )
「やはり詳しく調べているなというような感想を受けました」「町の状況を考えれば一日も早く地域振興策というものは進めていかなければいけないこの43年間、原子力施設に代わる何の政策も出てきていないという状況では 一日も早く進めてもらいたいという風に思っております」
(反対・山戸孝議員)
「もともと原発を作ろうという調査をして原発を作るといっている場所の敷地内に造る計画ではありますので逆にこれで地層が柔いよと、活断層があるよという結果が出る方が驚きではあるいろんな意味で既定路線だろう」「中身についてはマスコミ含めて公開をするという形になかったという点は私はちょっと不安に思っております」
説明を終え、中国電力は…
(上関原発準備事務所 笹木伸一所長)
「こうした機会を設けていただきまして、大変ありがたく感謝申し上げたいというふうに思っております」「上関町民の皆様をはじめとして、一人でも多くの方からご理解いただくように、しっかり丁寧に分かりやすくご説明をしてまいりたい」
中国電力は方法は今後検討していくとしていますが町民や要請があれば周辺自治体に対しても説明をしていきたいとしています。