大規模災害時の通信環境の確保に 山口県は今年度20台の衛星インターネット機器を導入
大規模災害時の通信環境を確保するための衛星インターネット機器の説明会がこのほど、山口県庁で開かれました。
県庁で開かれたのは、衛星インターネット機器操作説明会です。
(伊田敏章理事 危機管理担当)「どこで災害が起きた場合にも、迅速に活用して通信環境を確保できるように取り組んでいる。」
説明会には、山口県や山口市、防府市の職員が参加し、操作方法を学んだあと、災害時を想定しアンテナを設置する体験実習が行われました。
衛星インターネットは、人工衛星を介したインターネット通信サービスのことで、災害で通信が途絶えた場所でも、インターネットを利用することができます。
県ではこの機器を、大規模災害時でも適切に必要な通信環境を確保するためとして、今年度20台を導入しました。
機器は劣悪な状況でも持ち運びしやすく、どのような天候でも運用可能だということです。
(防府市防災危機管理課 岡田仁文主任)「南海トラフ巨大地震が懸念されている。通信網が遮断された場合にもこのシステムを活用して、住民の安心安全を守っていきたい。」
県では県内7か所で説明会を開く予定です。