【山口天気 夕刊6/25】あす26日(木)朝まで天気不安定…じわじわ進む地盤の緩みに注意 その後は一気に夏空拡大 異例の早い梅雨明けも!?
●度々の雨でじわじわ地盤緩む
●今夜~あす26日(木)朝まで天気不安定 雨の降り方次第で土砂災害の心配も
●あす26日(木)日中は天気回復 その後は日に日に夏空拡大へ
==========
今週は梅雨本番らしい空模様が続いていますが、度々の雨、そして時折強く降ることもあり、じわじわ雨量がかさんでいて、おとといからの3日間の雨量が岩国市羅漢山では170ミリを超えてきています。
「土壌雨量指数」という地面にしみ込む雨による地盤の緩みやすさを見ていくと、その羅漢山方面など岩国市や周南市の山間部中心に土の中に含まれる水分が多く、雨が降れば普段より早いペースで地盤が緩みやすい状況です。
そんな中で、きょう25日(水)日中は時折、雷を伴う強い雨の所がありました。そして、夕方から別の雨雲が西から県内に流れ込み始めていて、夜の間も、もう一度、雨が強まるタイミングがある見込みです。
山口市、周南市、岩国市に大雨注意報が出ており、雨の状況次第では、地盤が緩んで小規模な崖崩れなどが起こる心配があります。
雨の降り方や周囲の状況などに十分注意して、安全第一を意識しながら過ごす心がけを、お願いします。
ただ、夜の間の雨を乗り越えると、空模様はガラッと変わります。
あす26日(木)は前線通過で朝まで雨が残る所がありますが、日中は順調に日差しが復活。さらに、その先、日に日に南の夏の高気圧が勢力を拡大して、一段と太陽のギラギラ感が増し、猛烈な暑さにもなってきそうです。
連日の強烈な日ざし、そして、猛烈な暑さ…と真夏そのものの天気が続くため、気象台は、異例の早さでの梅雨明け発表も検討するのでは、と思われます。
まだ、なかなか体が暑さに追い付かないところですが、とにかく万全の熱中症対策、健康第一の心構えを高めて、お過ごし頂きたいと思います。
夜中は、まだ一時的に土砂降りの雨や雷のおそれも。
朝、通勤通学時間帯の頃まで、県中部や東部では雨が残りそうですが、日中は早いペースで天気は持ち直し、強い日ざしが届いてきそうです。
晴れてくると一気に厳しい暑さとなり、最高気温は32~33度くらいまで上がる所がある見込みです。
この先、一気に太平洋高気圧が勢力を拡大…真夏さながらの強烈な日ざしが連日、照りつけて、週末以降は最高気温35度以上の猛暑日が続くなど、一段と熱中症のリスクが高まる日々となりそうです。
すっかり真夏のような天気が続くことで、気象台は異例の早さで梅雨明けの発表も行うかもしれません。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)