「100年残る映画を」長門市出身の洋画家香月泰男のドキュメンタリー映画制作へ
長門市出身の洋画家=香月泰男のふるさと長門での暮らしぶりを中心に描くドキュメンタリー映画が制作されることになり、きのう(3日)長門市で、実行委員会が発足しました。
ドキュメンタリー映画のタイトルは、「サン・ジュアンの木ー画家香月泰男(課題)」で、戦後80年と仙崎港引揚80周年を記念して制作されます。
きのうは、長門市でこの映画の実行委員会が発足し、監督の五十嵐 匠さんも出席しました。
(五十嵐 匠監督)
「長門市として残すべきだと僕は思っていて、全国規模でたくさんの方々に見ていただいて、長門に来て、香月泰男美術館に足を運ぶというふうな形にできないかなと思って、なんとか100年残る映画を残したい」
映画は「シベリヤ・シリーズ」で知られる長門市出身の洋画家=香月泰男のふるさと長門での暮らしぶりを中心に描かれ、シベリア抑留での人間的葛藤にも光を当てる内容ということです。また、タイトルの「サン・ジュアンの木」はシベリアから香月が持ち帰った豆に由来しています。
(香月泰男の次男 香月理樹さん)
「うちの父と母は意外と仲が良かったんです」
「仲が良かったことが伝わればいいなと思っている」
制作費は4800万円で、そのうち長門市が2500万円を補助します。
映画は、来年の5月中旬にクランクインし、10月に完成する予定です。