【山口天気 夕刊7/16】あす17日(木)~あさって18日(金)は一段と天気不安定…度々激しい雷雨のおそれ 3連休は夏空拡大&再び猛暑へ
●湿った空気流入強まる…木~金曜は一段と天気不安定
●度々の激しい雨や雷などに注意 内陸部ほど雨量多くなる所も
●3連休は次第に夏空拡大 再び猛暑の日々へ
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きょう16日(水)の日本列島は、関東や東海地方では引き続き、南から流れ込む湿った空気の影響で雨が激しく降った所も。
また、西日本でも太平洋側ほど所々で雨雲が発生したほか、夕方からは九州で発生した雨雲が県内にも一部流れ込んで、急な雨となった所もありました。
日本付近は、東にある高気圧から吹き出す時計回りの風が、南の海を渡って湿った風となり、日本列島に流れ込みやすい気圧配置となっています。
東の高気圧はこれから徐々に西へ勢力を広げていき、東日本中心に流れ込んでいる湿った南風は徐々に西へスライドへ…
あす17日(木)は活発な雨雲が流れ込むエリアが、近畿、四国方面から、徐々に九州、そして県内へも広がる見通しで、あすの県内は午後ほど、さらに金曜日も日中にかけて雨が降ったり止んだり、度々激しく降ったり雷を伴うなど、いっそう不安定な天気が続きそうです。
特に岩国や周南の山間部方面ほど雨が降り続いて雨量がまとまる心配もあり、川の増水などへの注意も必要になる可能性があります。
なお、気象庁はフィリピンの東で発生した熱帯低気圧が、今後24時間以内に台風に発達する、という見通しを発表しました。今後、台湾の南を西寄りに進み、沖縄では3連休に高波などの影響は心配されるものの、県内には特に直接の影響はない、とみられます。
3連休の頃には日本の東からさらに高気圧が強く西へ張り出し、台風を日本列島に寄せ付けず、県内は3連休は夏空拡大へ。再び猛暑の日々も始まります。
あす17日(木)は厚みのある雲が増え、県東部や瀬戸内側などでは朝から雨が度々降る所も。午後ほど、より広く気まぐれなにわか雨となりやすく、夜になるほど急な大粒の雨や雷など、いっそう不安定な空模様となりそうです。
スッキリしない天気でも最高気温は34度くらいまで上がる所もあり、厳しい蒸し暑さは続きます。
あす17日(木)、スッキリしない天気でも蒸し暑さが身体に堪えます。引き続き油断せず、しっかり熱中症対策を心がけましょう。
金曜日にかけて時々激しい雷雨となるおそれがあり、降り方次第では河川増水、道路浸水などの大雨災害に要注意となる可能性もあります。
週末からの3連休は次第に夏の高気圧に覆われ、日ざしタップリの陽気が戻るとともに、連休後半に向けて再び猛暑に拍車がかかっていきそうです。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)