「習性を見極め一瞬を待つ」 山口県立美術館で「岩合光昭写真展 PANTANAL 清流がつむぐ動物たちの大湿原」始まる
ネコの写真家として知られる岩合光昭さんの写真展が、10日から山口市の県立美術館で始まりました。
県立美術館で始まったのは、「岩合光昭写真展 PANTANAL 清流がつむぐ動物たちの大湿原」です。
動物写真家・岩合光昭さんが、南アメリカの大湿原パンタナールで撮影した写真の数々が展示されています。
一番の見どころは、ジャガーが巨大なワニを狩る一連の写真です。
(長井里緒菜 学芸員)「ジャガーは一撃必殺で、この頭蓋骨のあたりに噛みついて敵を殺す獲物をしとめる。」
一方、子育てをようやく終えたジャガーの母親の、そのやすらぎの表情をとらえた作品も展示されています。
岩合さんの撮影の極意は、「動物たちのそれぞれの習性を見極めたうえで、その一瞬が訪れるのをひたすらに待つ」ことにあるということです。
(長井里緒菜 学芸員)「あどけなくて、ぜひ生き残ってほしいなと思わされる、そんな表情をしています。」
9月7日まで開催されていて期間中、この展覧会の半券で秋吉台サファリランド、ときわ動物園、徳山動物園の入園料が割引されます。