世界文化遺産への登録目指して…錦帯橋周辺の景観維持へ屋外広告の規制強化へ
岩国市は、世界文化遺産への登録を目指す国の名勝=錦帯橋周辺の景観維持のため屋外広告の規制を強化する方針です。
26日に開会した市議会定例会に市独自の条例案が提出されています。
屋外広告の規制を設けるのは国の重要文化的景観区域に指定されている錦帯橋周辺の横山地区や、岩国、関戸地区の一部です。
エリア内では建物屋上や電飾看板の設置を禁止するほか広告の総面積に制限を設けるとしています。
岩国市は、国の名勝=錦帯橋の世界文化遺産への登録を目指していて登録には周辺エリアの景観維持が欠かせません。
横山地区は、これまでも県の条例によって規制されていましたが市独自の条例の導入で対象のエリアを広げ、細かい制限を設けるなど規制を強化します。
条例案は26日開会した12月定例会に提出され来年7月の施行を目指します。
現時点で基準に適合しない広告は20件ほどあり、最長6年間の猶予期間を経て基準に適合するための変更や撤去を求めるとしています。
12月定例会ではこのほか岩国市出身の作家=宇野千代を基軸に観光施策を展開する実行委員会の経費など2億4000万円の補正予算案が提出されています。