山口県内の去年1年間の水難事故は29件 警察官による水難救助訓練を実施

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山口 2025.07.08 19:21

警察官による水難救助訓練が8日、山口市で行われました。

「助けて~助けて~」「いま助けますよ」

山口市で行われた水難救助訓練は、川でおぼれた人を救助する想定で行われました。

これは、水難事故が発生した際の適切な初動対応について確認しようと山口県警が毎年行っているものです。

訓練では、県内各地から集まった34人の地域警察官が、要救助者を引き上げるための浮き輪やロープの使い方などを確認していました。

県内では、去年1年間で29件の水難事故が発生し18人が亡くなっていて、これからの時期は特に河川での水難事故が発生しやすいということです。

(周南警察署 地域課 内川恵美子警部補)「要救助者の近くに投げるとびっくりするという話があったので、しっかり遠くに投げてつかみやすいように投擲の練習もしていきたい。」

(下関警察署 地域課 阿部悠吾巡査長)「何が生かせるかを日ごろ考えながら、(訓練を)繰り返し行うことが大切かなと感じた。」

訓練ではこのほか、AEDを使った心肺蘇生法などについても確認していました。

県警は今後も警察署ごとで同様の訓練を行っていく予定です。