人体への影響が指摘されている化学物質=PFAS 県の調査では県内60地点すべてで指針値を下回る
人体への影響が指摘されている化学物質=PFASの調査をした結果、県は県内60地点すべてで指針値を下回ったと発表しました。
PFASは水や油をはじく性質がある化学物質でフライパンや泡消火剤などに幅広く使われ一部の物質で有害性が指摘されています。
県の調査はPFASの中でも代表的なPFOSとPFOAが海や川にどの程度存在するのか消防施設や下水処理施設の下流など県内60地点で行われました。
国の指針値が水1リットルあたり50ngなのに対し、県内の河川15地点での測定結果は0.4~6ng。
海域の20地点は0.3~1.1ng。地下水の25地点は不検出から35ngといずれも指針値を下回りました。
県環境政策課では「今回の調査ではすべての地点で指針値内に収まっていることから住民の方々への飲用の指導や追加の調査は必要ないと認識している」とコメントしています。