特殊詐欺の被害を減らそう!JAバンクと山口県警が情報提供で協定締結
特殊詐欺の被害を減らそうと山口県警はJAバンク山口と不正な口座や取引についての情報提供などを行う協定を締結しました。
今回協定を結んだのは、JAグループの金融事業を担うJAバンク山口です。
この協定は県警が詐欺被害の未然防止や被害の拡大を抑えるために去年の12月から県内の各金融機関と結んでいます。
JAバンク山口は今後水際対策として詐欺が疑われる場合は、窓口やATMでの客への声掛けを積極的に行うということです。
また、被害に気付きづらいインターネットバンキングやATMでの取引もモニタリングし、不審な取引があれば県警に情報提供を行います。
(JA山口信連 後根 伸一郎代表理事専務)
「毎日のように県内でも特殊詐欺の被害が出ている。いかにお客様の財産の流出を早く食い止めることができるかがカギになっていると思うので迅速な対応こそがまずは重要」
(JA山口 林 洋一常務理事)
「目的はこの協定を実効性のあるものにして組合利用者の財産を確実に守っていくことにつなげることが大切だと思っている」
県警によりますと先月末時点でのうそ電話詐欺とSNS型投資・ロマンス詐欺の被害件数は87件で被害総額は4億円に迫っているということで、県内の金融機関と密に連携を取り、被害防止に努めるということです。