365日神様に毎朝お供えするお米「イセヒカリ」・秋の収穫を祝う神事「御田刈祭」(山口・下関市)
秋の収穫を祝う神事「御田刈祭」が、12日山口県下関市の神社で行われました。
「御田刈祭」が行われたのは、下関市一の宮にある住吉神社です。神社の境内にある神饌田では5月18日の御田植祭で植えられた「イセヒカリ」の稲が黄金色になり、神職や氏子の代表など10人が鎌を使って丁寧に刈り取っていきました。
住吉神社では、毎年約1000平方メートルの神饌田で、伊勢神宮から譲り受けた「イセヒカリ」を育てていますが、ことしも例年と同程度の8俵(約480kg)の収穫量を見込んでいるということです。
(参加した女性は)
「日頃着ることがない衣装でしたので、 とっても身が引き締まる思いでやらせていただきました」
(鳴瀬道生 宮司)
「稲の成長そのものは極めて良かったと思っています。 365日神様に毎朝お供えするんですけれども、それに利用させていただきます」
刈り取られた稲の一部は、さっそく「稲座」と呼ばれる木製のみこしに飾り付けられ、住吉神社の本殿に供えられました。