暑さに強い品種を選ぶなどの対策も 萩市むつみ地域と山口市阿東地域で生産されている「山口あぶトマト」の出荷が本格的に始まる
中国地方最大級のトマトの産地=萩市むつみ地域と山口市阿東地域で生産されている「山口あぶトマト」の出荷が本格的に始まりました。
暑さに強い品種にするなど対策がとられています。
萩市むつみ地区で14日、山口あぶトマトの、出発式が行われました。
(倉重記者)
「山口あぶトマトいただきます。さわやか、酸味がいい、甘いおいしい、夏の暑さを忘れそうです」
今年は梅雨が短く、気温が高い状況が続いていて、農家は、ビニールハウス内で、最高45度に達する高温の中熱中症防止を心掛けながら、作業を続けているということです。
一方、夜間は生産地が標高300mから500mにあるため気温は25度を下回っていて今のところトマトの生育は順調ということです。
去年は暑さの影響で生産量が落ちたため、今年から暑さに強い品種を選んだり、ビニールハウス内の温度を下げる工夫を凝らしたりするなど高温対策をしているということです。
(山口あぶトマト部会 倉増隆資部会長)
「汗をかきながら毎日作業をしておりますが、9月10月の涼しくなったころにまた味もしまって、おいしいトマトになりますのでしっかり食べていただきたい」
山口あぶトマトは県内を中心に11月末まで出荷されます。