【山口天気 夕刊7/2】体温超えの「37度」も…猛暑はしばらく止まらず 健康維持を最優先で生活を

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山口 2025.07.01 19:09

●7月初日は異例の暑さが一段と厳しく…広瀬で37.1度も
●あす2日(水)も焼けつくような日ざし 山口市内も最高37度予想
●まだ当分は猛暑止まらず 体温超えの暑さも度々
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きょう7月1日は夏至から11日目で、「半夏生(はんげしょう)」でもあります。この時期は、葉っぱが半分化粧したように白くなる、という特徴がある「ハンゲショウ」が見頃となってきますが、



実は「半夏生」の名前の由来としては、カラスビシャク…別名・ハンゲと呼ばれる雑草が生える頃、という説が有力です。田んぼのあぜ道などにこれが生える頃が、昔は、田植えを終わらせ、農作業を一段落させる目安でした。
また、田植えした稲が根付くように、という願いを込め、関西などを中心に、半夏生にタコを食べる習慣もあります。タコの売り出しがあったスーパーなども多かったのではないでしょうか。

半夏生の頃は、本来ならまだ梅雨真っただ中で、半夏雨(はんげあめ)、半夏水(はんげみず)などとも言われ、大雨に要注意の時期なんですが、今年は異例の早さの梅雨明けから異例の暑さが続く状況です。



7月初日にして最高気温が広瀬で37.1度と人間の体温の平熱超え、山口、玖珂、岩国で35度以上の猛暑日となるなど、暑さは、まだまだグレードアップしてきています。



夏の高気圧は、あす2日(水)も日本列島、特に西日本中心にどっしりと居座る形となる見込みで、強烈な日ざしと猛烈な暑さ…最高気温は広瀬のほか山口市中心部も体温超えの37度を見込んでいます。いっそうの暑さ対策、体力温存などの心がけを引き続き、入念に行っていきましょう。



あす2日(水)も県内は、ジリジリ焼け付くような日ざしとともに、各地で耐え難い暑さに。夕立もほとんどない、とみています。山口市内、そして広瀬で最高気温37度と人間の体温の平熱超え。そのほか、防府や岩国も35度に届く猛暑日となる予想です。



あす2日(水)、今のところは熱中症警戒アラートは出ていませんが、アラート寸前の、かなり危険な暑さにはなりそうですし、当日朝になってアラート発表の可能性もあります。
今後の情報に注意しながら、健康第一の生活を心がけましょう。



まだまだ当分の間、真夏の空と猛烈な暑さは、ひと区切りの気配は見えません。夕立も、当面はあってもごく一部のみにとどまりそうです。
連日、最高気温35度以上…人間の体温を超える危険な暑さの日も、度々やってきます。どうか、日々疲れを次の日に持ち越さないように、健康維持を最優先に考えて過ごしていきましょう。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)