「ユネスコ世界ジオパーク」への登録を目指して 美祢市の秋吉台周辺で現地審査始まる

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山口 2025.07.09 19:25

美祢市は国内最大級のカルスト台地・秋吉台などの「ユネスコ世界ジオパーク」認定を目指しています。

その関門となる現地審査が始まっています。

美祢市の秋吉台を訪れたのはフランスと中国出身の審査員2人です。

8日から「ユネスコ世界ジオパーク」の現地審査が始まっていて、9日はガイドの案内のもと観光客向けのジオツアーを体験しました。

「ユネスコ世界ジオパーク」は、ユネスコが世界的に優れた地質などの保全や活用を図る事業で、国内では10か所が認定されています。

現地審査では「地球科学的価値のある遺産が適切に保全活用されているか」などについて確認されるということです。

(審査員 ジャン=リュック・デボワ氏)「まだジオパークのほんの少ししか見てないけど、 すごくいい景色が見られて、本当にいいところだなと感じました。」

(Mine秋吉台ジオパーク推進協議会 神田高宏 事務局長)「もう10年以上美祢市は世界ジオパーク認定に向けて活動してきました。(現地審査では)しっかりとこの土地ならではの魅力を伝えていきたい。」

現地審査は12日までで、秋吉台周辺の観光資源を視察するほか、貴重な地形や地質が教育にどう活用されているのか市内の中学校にも足を運ぶことになっています。

今後は、9月に南米チリで開かれる会議で、美祢市からすでに提出された書類と今回の現地審査をもとに審議される予定です。