「つるよこーい!」ナベヅル飛来を心待ち 周南市八代小学校で恒例の集会
本州唯一のナベヅルの越冬地周南市八代地区では例年、10月下旬ごろから飛来が始まります。
地元の小学校ではきょうナベヅルの飛来を願う恒例の集会が開かれました。
周南市の八代小学校で伝統行事となっている「つるよ来い来い集会」には全校児童9人が参加しました。
八代地区には例年、10月下旬から11月中旬ごろにかけてシベリアからナベヅルが飛来します。
八代小学校では1993年から毎年、この時期に「つるよ来い来い集会」を開いています。
集会では子どもたちがことしのツルの飛来日を来月4日ごろと予想しました。
「つるよこーい!」
(児童)
「ツルが1羽でも多く八代に渡来してほしいという思いで叫びました」
集会の後にはツルが安心して飛来できるようにと野鶴監視所の近くの田んぼに7体のデコイを設置しました。
八代へのナベヅルの飛来はピーク時の1940年には355羽でしたが去年は13羽でした。
飛来数こそ減っていますが子どもたちは、ことしも冬の使者の飛来を心待ちしています。