障害への理解深めて... 山口県 を歩く:視覚障害のアメリカ人クリエイター、鹿児島を目指す

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山口 2025.10.10 19:10

視覚障害のあるアメリカ人の男性が、徒歩で日本縦断に挑戦していてきょう、宇部市に入りました。

(トニーさん)
「真ん中が見えないんですねだから、下、横が見える部分なので」

ハワイ在住のクリエイターのトニーさん。(表記:トニー・R・ベガ)18歳のときに視力の大部分を失いましたが、障害への理解を深めてもらおうと、地図アプリと白杖を頼りに日本縦断を目指しています。

(トニーさん)
「狭くなる道とか草が多い道とか歩道が全くなくて白い線とかたまに歩かざるを得ない」「大変です緊張したりちょっと怖いし…」

2年間で東京から岩国市までのおよそ900キロを歩き、先月(9月)末からは再び岩国をスタートし鹿児島までのおよそ500キロに挑んでいます。

きょう(10日)は宇部駅から小月駅まで、およそ20キロを歩きました。

道中で撮影した動画をSNSに投稿し、フォロワーに旅をシェアすることも楽しみの1つです。

(トニー・R・ベガさん)
「誰でも大変なときはあるが、僕をみて、笑って次また挑戦しようとか、そういう感じで思ってくれれば うれしいし、みんなに感じてほしいこと」

鹿児島市には今月下旬に到着する予定で、今後は、東京から青森までのおよそ1200キロをタンデム自転車で走破することを検討しています。