運賃は1回200円、中学生以下は無料!一般ドライバーが自家用車で乗客を運ぶ実証実験(山口・宇部市)
公共交通機関の乏しい山口県宇部市の山間で一般ドライバーが自家用車で乗客を運ぶ、新たな交通手段の実証実験が始まりました。
宇部市小野地区で25日、公共ライドシェア「ノッカルおの」の実証実験の開始式が行われました。
公共ライドシェアとは、地域住民などの一般ドライバーが、自家用車で乗客を運ぶ移動手段を意味します。「ノッカルおの」は、事前登録した一般ドライバーが利用者を目的地まで運ぶと、1回500円を受け取ることができます。
一方、利用者も事前登録が必要で利用の際にはLINEや電話で、簡単に予約することができるということです。
運賃は、高校生以上が1回200円、中学生以下は無料となっています。
自治体が事業主体として始まったライドシェアは県内初の事例で、クラブ活動などで移動が必要な中・高生の利用を主眼に置いています。
(篠﨑 市長)
「地域交通の最後の切り札」
(小野地区自治会連合会 清水隆司 会長)
「みんなで助け合って、よそからも、あ、小野地域だったら住みたいなと思える地域にしたい」
「ノッカルおの」の実証実験は、来年3月末まで続けられます。