割りばしは横に割らない…調理の道を志す学生が中国料理店でテーブルマナーを学ぶ
調理の道を志す学生たちが中国料理店でテーブルマナーを学びました。
宇部市の中国料理店「敦煌」を訪れたのはYIC調理製菓専門学校の学生たちです。
YICでは、料理人を志す学生たちにテーブルマナーの基礎を学んでもらおうと年に3回、飲食店やホテルで一流の味を楽しみながら研修を行っています。
(竹下さん)
「(割りばしは)横に割らない。隣のお客様への気配り。縦に割る。」
講師は 敦煌のスタッフ竹下登さん。「一級レストランサービス技能士」の国家資格を持つ、テーブルマナーのプロです。
まず出てきたのは「ふかひれスープ」。竹下さんが伝えたのは・・・
(竹下さん)
「おたまをすくって入れるときに (スープの)表面にぴたっと浸してから入れる。下にぽたぽた落ちることがない。」
スープをすくったあとに、おたまの底を一度スープに浸けてから持ち上げると、ポタポタと落ちることがないのだそうです。
続いては、スプーンとフォークを使って料理を取り分ける「サーブ」。
両手で取り分けてもいいのですが、スマートに片手でのサーブに挑戦しました。
持ち方や指の使い方に苦労しながらもなんとかみんな、やり遂げることができました。
(女子学生)
「(スプーンとフォークの)持ち方が意外と難しくて大変だった」
「片手のほうがかっこいい。(練習)がんばります」
(男子学生)
「お皿を持って食べてはいけないというのが意外だった。」「(マナーを)知っておくのは料理人にも大切」
学生たちは、食事の作法だけでなく、「楽しく会話しながら食べることの大切さ」などさまざまなことを学んでいました。