新庁舎で防災図上訓練・大雨シーズンを前に豪雨災害を想定(山口市役所)
梅雨入りも目前…5月から供用を開始した新たな庁舎で、初めての防災訓練です。
大雨のシーズンを前に、山口市役所で、豪雨災害を想定した防災図上訓練が行われました。
訓練は、活発な梅雨前線による豪雨を想定して行われました。河川の水位や災害の状況など、次々と入ってくる情報を、去年、市が導入した、「防災情報システム」で災害対応に当たる職員すべてに共有。集まった情報をもとに避難指示の発令や災害対策本部の立ち上げなどさまざまな対応を決めていきました。
山口市では毎年、梅雨を前に訓練を行っていますが今回は、庁舎の建て替えにより新たに設けられた災害対応専用の「災害対策室」を使っての初めての訓練となりました。災害対策室には、大型モニターや連絡のための設備などが備わっており、また、市長室と同じ階にあることから有事の際、迅速な対応ができるようになっています。
(山口市 伊藤和貴 市長)
「市長室と同じフロアにあってすぐに連携がとれるので心強い配置になった」
「最近の雨の降り方は以前とは違う。早めの対策・早めの対応で市民のみなさんとともに対応していきたい」
訓練は午前と午後の2回行われ、市の職員など約180人が参加しました。