災害時に道路が寸断し住宅が孤立した状況を想定 長門市で警察と消防などが参加し訓練

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山口 2025.09.16 19:40

警察と消防などが連携し、地震などの発生を想定した対処訓練がきょう(16日)長門市で行われました。

災害対処訓練には、警察や消防、海上保安庁などのほか、通地域の住民も参加しました。

訓練は、災害時に道路が寸断されて住宅が孤立、また崩れた家屋に取り残された住民がいるとの想定で 救出作業などが行われました。

(声掛け)
「大丈夫ですか?」

このうち、家屋に取り残された住民の救出訓練では、チェーンソーを使って侵入経路を確保するなど、手順について確認していました。

「意識ないのでゆっくりお願いします」

(地域住民)
「もし地震が来たら、いっぱい働いてくれる人たちが一生懸命やられるから安全でいられる」

(県警 警備課 重永悟課長補佐)
「孤立被災地への部隊輸送をどのように迅速・的確に行っていくかが今後の課題なので、訓練で培った関係機関や事業者との協力関係をさらに向上させることで、今後起こるかもしれない大規模災害への適切な対処につなげていきたい」

訓練では、観光船や海上保安庁の巡視船で住民たちを仙崎港まで避難する手順についても確認しました。

県警は今後も同様の訓練を実施し、災害時の初動などに生かしていきたいとしています。