【山口天気 夕刊7/2】この先は気温38度台も!?  あす3日(木)も熱中症警戒アラート…異例の猛暑止まらず 暑さの記録更新も

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山口 2025.07.02 19:13

●異例の暑さ まだ当分おさまらず
●あす3日(木)も県内には「熱中症警戒アラート」発表
●7月の暑さの記録更新の可能性 経験のない暑さに入念な対策を!
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猛烈な暑さが止まらない県内…きょう2日(水)は山口市内で最高気温36.6度と今年初めて36度台に到達したほか、防府で今年初めての猛暑日、広瀬は5日連続の猛暑日などとなっています。
また、県のまとめでは、きのう1日(火)は20人、きょう2日(水)は夕方までで6人、2日間で合わせて26人の熱中症による救急搬送が行われています。



日本付近は、特に西日本中心に相変わらず夏の高気圧にどっしりと覆われている状況です。一方で日本の南東海上の南鳥島近海では、熱帯低気圧の雲がまとまってきています。



今後、熱帯低気圧は台風に発達する見通しです。ただ、日本の東の海上を北上していく予想で、日本列島には近づきません。むしろ、台風を寄せ付けないほど、まだまだ、この先も日本付近は夏の高気圧が強い、ということになります。



うんざりするような見通しですが…ここから先も、当分の間は連日、真夏の強烈な日ざしが照りつける日々とともに、あす3日(木)も県内には5日連続となる「熱中症警戒アラート」発表。その後もアラート級の猛暑の日々で、最高気温は山口市内では35度以上の猛暑日から、日によって36~37度、広瀬は38度が見込まれる日があります。



県内では7月の最高気温の記録で、山口の38.8度を筆頭に4か所で38度台の記録がありますが、この記録も、今年は塗り替えられるかもしれない…そんな、これまで経験のない暑さになるかも、ということも念頭におきながら、とにかく体力温存、熱中症予防、日々の健康管理最優先の生活を続けていきましょう。



あす3日(木)も、多少薄雲も広がりますが照りつけてくる日ざしは相変わらず強烈で、夕立はほぼありません。最高気温は山口で37度、広瀬は38度を見込んでいます。昼間は、なるべく暑さから遠ざかる生活を…ジョギング、お散歩などは、朝晩の暑さが多少しのぎやすい時間を、ご活用ください。



あす3日(木)、県内には5日連続となる「熱中症警戒アラート」が出ています。危険な暑さから、しっかり身を守る!こまめな水分補給や、適度にエアコン活用なども躊躇することなく、引き続き入念に対策をお願いします。



この先も山口市内では最高気温が連日35度以上。日によって36~37度と、人間の体温を超える猛暑も度々あり、日ざしジリジリの夏空の日々も、ひと区切りの兆しが見えません。体調管理をとにかく最優先に考えた生活を心がけ、食事や睡眠もしっかりとりながら、体の疲れをためていかないように、お過ごしください。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)