実践報告

実践2日目 徳山高校チーム
いよいよ撮影開始。まずは徳山高校チームの撮影の模様です。

徳山高校チームがやってきたのは岩国市周東町にある食肉製造会社の安堂畜産。

ここで食肉がつくられる過程を通じて「命」をテーマにした映像作品づくりに挑みます。
当日はあいにくの雨模様。

撮影前の二人の意気込みは
熊野さん「天気が悪いけどそれに負けないようにがんばりたい」
岡さん「相手に失礼にならないようにがんばりたい」
まずは、どういう風に撮影をすすめていくか打ち合わせ。
熊野さんはメモに細かく構想をまとめていてそれを再チェック。

撮影に同行したKRY山本カメラマンは
「現場に行ったらたぶん録りたいものが増えてくるよ」とアドバイス。
そうしていざ現場に。
まずは安堂畜産が経営するレストラン高森亭で、食材となった牛肉を取材。
このレストランは高森牛をいろんな食べ方で楽しんでもらい親しみを覚えてもらおうと営んでいるところ。

ここではステーキとして調理される牛肉を撮影し実際に味わってみます。
いざ現場に来るとどういう順番で撮ったらいいのか少し頭を整理するのに時間がかかります。安堂畜産の安堂社長に丁寧な説明を受けて撮影をすすめていきます。
肉を切るところ、焼くところ、それぞれ1カット1カット考えながら撮っていきます。前回学んだ対象を固定した映像の撮り方も実際に試して見ます。
そして出来上がったステーキを岡君が試食しその様子を熊野さんが撮影。
続いて高森肉牛ファームに移動し実際に育てられている牛たちの様子を撮影します。
ここで安堂社長やスタッフの方からに安全な肉を生産するための工夫や技術について説明を受けます。
そして熊野さんがレポーター役となり牛たちの様子を撮影。
続けて安堂社長へのインタビューも敢行。事前に質問を準備していた熊野さんですが、
さすがに1回でOKとはならず数回撮り直しをお願いします。
さらに食肉加工工場に案内してもらい加工の様子を撮影。
清潔を保つためのさまざまな工夫や技術、精密な加工機械などについてお話を聞き、撮影をすすめていきました。
お世話になった安堂畜産を後にし次に向かったのは周東町を流れる島田川のほとり。 熊野さんはここでどうしても撮影しておきたいものがありました。
それは菜の花。岡君と二人で入念に土手に咲く菜の花を撮影していきました。
この映像が作品でどういう風に使われるのか。
撮影後の二人の感想です。
岡君「こんな本格的な取材をしたのは初めてで楽しかったです。牛を間近に見たのは久しぶりでいい体験ができました。編集では伝えたいことがわかるようにやっていきたい。」 熊野さん「カメラを使うときは腕がとても疲れた。撮影後はしばらく力が抜けてしまった。 カメラをどの角度から撮るのかなかなか決められなくて、経験を積まないと無理かも。 編集では誰が見てもわかりやすい組み立てができればと思います。」
いよいよ次回は編集。どんな作品ができるのか。