全チーム、無事に取材を終え、編集作業に入ります。
初めて使う編集機を前に、みんな、ちょっとドキドキ。でも、興味津々。 まずは、練習用の映像を使って編集の体験です。 さまざまな角度から撮影された野球の映像を、自然な流れになるようにつないでみます。 映像が切り替わるタイミングや映像の順番など… ポイントはいくつもあります。 機械を操作する人だけでなく、まわりで見ている人たちも一緒になって、 様々な可能性を探っていきました。
1時間の練習を終えると、いよいよ、チームごとに作業開始。 自分たちが撮影してきた映像を、最終的には、約3分間にまとめます。
編集機の操作には、すぐに慣れたようです。 しかし、悩みは尽きません。 「インタビューは、どのコメントを採用すればよいのか。」 「使いたい映像が多すぎて、なかなか3分にまとまらない。」 「使いたい映像が無い! 撮ってない!」
そんな中、会場を訪れてくれた、実践アドバイザーのお二人・江戸川大学 教授の境真理子さん、 そして、特定非営利活動法人子ども文化コミュニティ代表の高宮由美子さんからも、檄(さまざまな指摘)が飛びます。 「締め切りはちゃんと守ろうね」 「この3分間で何を伝えたいの?」 「ステレオタイプになっていない?」
みんな、めげるどころか、ますます集中力と闘争心を燃やします。 自分たちの思いや狙いを何度も確認し合いながら、試行錯誤を繰り返し、 ひとつのカタチにまとめ上げていきました。
映像の編集が終わると、いよいよ番組作りも佳境。 ナレーション台本、BGM、字幕スーパー…。 各チーム趣向を凝らして考えました。 ナレーターにも初挑戦。気分はちょっぴりアナウンサーです。
そして、編集開始から3日目の夕方。 のべ15時間以上にも及んだ作業を終え、全チーム、無事、完成! みんなの顔は、充実感に満ちあふれていました。
ほんとうに、お疲れさま!