梅雨を前に重要なお知らせ!

2010年5月28日

もうすぐカレンダーは6月。

春夏秋冬とともに「第五の季節」とも呼ばれる雨の季節、

「梅雨」がやってきます。

山口県は去年の痛ましい豪雨災害が記憶に新しい中ですが、

今年の梅雨も気になる傾向が...



yamamoto_100528_1.jpg

3ヶ月予報のデータで見ると、

6月は、やや雨は少なめの傾向で、

梅雨入りが平年より遅れたり、梅雨の中休みも多くなる可能性。

ただ、一転して7月は

梅雨前線の活動が活発になり、

災害級の大雨が心配されます。

梅雨明けが平年より遅れる可能性もあります。

去年と似たような梅雨の傾向なのが不安なところ。

大雨への備えはシッカリ行っておきたいものです。



そんな中、大雨シーズンを前に

気象台発表の情報が、大幅に変わりました。

近年では類を見ない、非常に重要な変更です。



yamamoto_100528_2.jpg

気象台では気象災害に注意・警戒を呼びかける「警報・注意報」を

市や町ごとに個別に発表することになりました。

これまでは「山口県中部に○○警報」という情報が

「防府市・周南市に○○警報」という感じに、

警戒エリアを絞って、より具体的に表現することになりました。



特に大雨などは局地的な現象になることが多く、

これまでの大まかな区域での警報発表時は

「警報が出ているのに、全然大丈夫~」という所もあったかと思います。

ただ、今後は対象を絞った情報になるぶん、

警報が出た地域は、本当に重大な災害が起こるおそれがある、

ということになります。

警報発表時は十分な警戒をお願いします。



ただ、細かく有用な情報になるメリットがある反面、

その情報をお伝えする立場としては、難しい問題も。

yamamoto_100528_3.jpg



テレビやラジオなどで、各地にお住まいの多くの方に

限られた時間内に情報をお伝えするには、

細かすぎる、というデメリットもあるのです。

県内はこれまでの最大8区域から19区域、

単純計算で2.5倍近くも情報量が増えることになります。



このため、KRYでは、

通常時は、これまで通りの区域で

警報注意報を引き続き、お伝えしていきます。

ただ、「大雨」「洪水」「高潮」に関しては

避難行動に直結する重大な情報になりますので、

警報発表時は、発表エリアを色分けした地図情報も

お伝えしていくことにしています。

yamamoto_100528_4.jpg



また、KRY携帯サイト「ポケマウ」では、

市や町ごとに出される警報注意報の情報を

お伝えすることにしています。(6月1日より開始予定)



出来る限り、放送の中で詳しい情報はお伝えしていきますが、

一方で皆さんも積極的に「情報を取りに行く」姿勢で、

今年の雨のシーズンを、無事に乗り切って頂けたらと思います。




前の記事
次の記事

▲ページトップへ
HOME

お問い合わせ
Copyright.(C)KRY