今年は、6月2日に県内の梅雨入りが気象台から発表されました。
今のところ、本格的な大雨の日はない県内ですが、
九州南部など、梅雨前線が近い場所では
かなりまとまった雨になっている日もあり、
これから前線北上の時期に入る中、県内も油断は禁物です。
特に、県内では、去年の「山口島根豪雨」をはじめ、
ここ近年は大雨に関する災害が多くなっている状況です。
そこで、より皆さんに的確な大雨情報をお伝えしていくために、
今年の梅雨からKRYでは、新たな防災情報画面を用意しました。
それがこちら。
「土砂災害危険度マップ」というものです。
土砂災害の心配がある時は、
大雨注意報や警報などの情報が出ますが、
市町村合併で発表エリアが広範囲にまたがっていることが多く、
具体的にどこが危険なのか、分かりづらいことがありました。
その問題点を解消するべく、土砂災害の危険度が高い場所を
雨の降り方などから計算して、危険度のレベルをメッシュ情報で
お伝えする画面です。
できれば、この画面が登場することのない、
適度な雨にとどまってもらえれば一番良いのですが、
いざという時には、この情報を駆使しながら、
より分かりやすい防災情報をお伝えしていきます。
ちなみに、この「土砂災害危険度マップ」は、
KRYホームページでも、天気予報や注意報警報などとともに
最新情報を随時、確認できますので、
ぜひ、パソコンやスマートフォンなど、
お気に入りに登録して頂けたら幸いです。
また、「土砂災害危険度マップ」とともに、もう1つ、
以前より多くの皆さんからのご要望を頂いていた
「PM2.5予報」を、6月から「スクープアップやまぐち」で
毎日放送しています。
コンピューターがシミュレーションしたPM2.5の動きに加え、
実況値等も反映した上での、
県内のPM2.5濃度予測を行うシステムを導入したことで
ようやく、予報を行うことが可能になりました。
日々の行動計画等に、ご活用下さい。
これからも、県内で唯一の
「気象庁予報業務許可」を取得した放送局として、
どこよりも詳しい山口県の気象情報をお伝えするべく
頑張っていきます。
特に、これから一年で最も大雨が心配な梅雨後半、
気象情報を上手に活用して、無事に乗り切っていきましょう!