絶対王者

2013年5月14日

11日土曜日、鉄人・絶対王者小橋建太が現役を引退。

全国の小橋ファンが熱い視線を送った。

これまで、彼のムーンサルトに、青春の握り拳に、

不屈の逆水平に勇気を貰ってきた。

そんなファンにとっては彼の

久しぶりの戦う姿を見られる喜びと同時に、

これが見納めという寂しさも感じた一日だった。


「小橋さんがチャンピオンになった武道館の次の日、

仕事が残っていたので道場に行くと、

小橋さんがただひとり練習に出てきていて、

サンドバッグをチョップで叩く音が道場に響いていたんですよ。

チャンピオンになった次の日ですよ、疲れもあろうに。

やっぱり小橋さんは努力の人ですよね、凄いですよ、

高橋さん。」

小橋が田上を破って初めて三冠を取ったときのエピソードを、

当時の全日の営業マンが話してくれたのを思い出す。


まじめに、実直に。そんな小橋が大好きだ。

徳山大会の実況でインタビューさせて貰った時も

まじめそのものだった。


僕は、なかなか結果が出ないけど、

めちゃくちゃ良いファイトをしていた

善戦マンの頃の小橋がまず好きだった。

そこから、ひとつひとつ壁を乗り越え

絶対王者に君臨するまで成長していく姿に誇りを覚え、

その後のガンや度重なるケガと戦う強い気持ちに勇気を貰った。

そのコツコツ努力していく姿、何度でも立ち上がる姿に、

負けに負けない勇気を教わってきたと思う。


「コバシケンタ~!!」というリング上でのコールが

聞けないのは寂しい限りだが、

彼の新たな青春ロードを応援して行きたい。




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