NO.145 おっぱいをひとつ

2009年5月25日

先日行ったケーキ屋さんでの事。

そこはスウィーツ党に大人気のお店で、

近くに用があるとよく立ち寄るお店。



お目当ては「おっぱい」。

白くてやわらかい牛皮の中に生クリーム、スポンジケーキ、

イチゴ、小豆などおいしさがいっぱいつまった逸品。

おわん型のてっぺんはピンクの点、まさしくおっぱい。



店に入ると30前くらいの女性2人がショーケースを覗き込んで

「あそこのお宅は家族何人だっけ...、パパはチョコ系が好みよ」と

あーでもないこーでもないとケーキを選んでいた。

店員さんがご注文おきまりですか?と聞いてきた。

頼みにくい・・・。

女性2人の横で40前の大の大人が「おっぱい」と発する。

かなり恥ずかしい。

でも、言わなければ大好きな「おっぱい」が買えない。

商品名なんだから堂々と言えばいいじゃないか。

でも、言ったら絶対「えっ!?」と見られるはずだ。

小声で言ったところで聞こえないしなぁ。

どうしよう・・・。



子供の頃の記憶がよみがえってきた。

『ゆたか~、あっぱい、いっぱいって最後まで言える!?』

『そんなの簡単じゃん、あっぱいいっぱい・・・えっぱい、おっぱい』

『あ~!!ゆたかがすけべな事言ったぁ』と引っ掛かった事。

まだある。

『ねえちゃんとお風呂入ってる!?』

『そんなの当然じゃん』

『え!!ゆたか姉ちゃんと風呂入ってるのかよ~すけべぇぇぇ』

と引っ掛かった事。



お客様ご注文お決まりですか?再び訊ねられた。

まず、他のケーキを注文。隣の女性二人はまだあれこれ喋っている。

そして最後はおっぱいだ。どうしても買いたい。

商品の名前なんだから勇気を持って言おう!!



『おっぱいをひとつ』



じろっ。



二人揃ってこっちを見る、

喋りが止まった...時間も止まった...1秒・2秒。

ほらやっぱり~!!



でも、旨かったなぁ「おっぱい」。




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