NO.192野球少年

2010年7月20日

熱戦続く夏の高校野球山口大会。

日曜日の周南市野球場で実況のため取材をしていたところ

2人の野球少年に出会った。

鮮やかなブルーのユニフォーム、胸には「旗岡」の文字。

グラブとキャッチャーミット、そしてマスクを持っている。

聞けば、2人は始球式で投げる

6年生のピッチャーとキャッチャーと言う。

よく日に焼けた顔はどこか緊張の面持ち。

大観衆の中のスタジアムで投げるわけだから

緊張するなと言うほうがおかしい。

しかも、高校野球と少年野球では

マウンドからホームベースまでの距離が違う。

ホームベースまでの距離18m44cm、

大人だって素人がマウンドに上がったらかなり遠くに感じるであろう。



午前10時の試合開始に向け、第1試合に挑む高校球児が

グランドに整列、一礼。

その間、2人はベンチの前で入念なキャッチボール。

先発ピッチャーの投球練習が終わり、場が整った。いよいよだ。

マウンドに旗岡スポーツ少年団、

ピッチャー浅海(あさのみ)君が上がる、

受けるキャッチャー福士君がミットを構える。

先頭バッターの高校球児がバッターボックスに入った。

お父さんは望遠カメラを構える。見ているこっちまで緊張してきた。



サイレンが鳴る。始球式。

振りかぶって第1球を投げた!!

真ん中低め空振りストラ~イク!!

始球式と言うと山なりのワンバウンドのボールを

空振りするシーンを見るが、

浅海君の低く速い球筋に会場は驚きの歓声。

大きな拍手に送られマウンドを降りる。

ようやく2人のかわいらしい満面の笑みが見られた...。



2人にとって大きな経験であり輝かしい一瞬。

小学校6年だから4年後の夏は高校球児としてプレーしているであろう。

彼らの一生懸命なプレーをラジオで実況してみたい。



写真は、始球式の大役を終えほっとする野球少年達と3ショット。

takahashi_100720.jpg




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