マイクの束

2015年4月21日

統一地方選挙の後半戦に入っています。


私がキャスターを務めるKRYさわやかモーニングでも、

選挙関連のニュースや特集を放送しています。

注目される選挙での候補者の皆さんは、

立候補届出後の第1声で、マイク数本を束にして

両手に持って支持を訴える・・・。おなじみの映像ですね。



マイクは、会場の拡声器用のほか、

報道各社のテレビカメラに直結したものがあるため、

5~6本になります。それをビニールテープで

一つにまとめるため、かなりの太さになり、

ずしりと重くなります。マイク本体だけでなく、

そこから垂れ下がるケーブルの重量が加わるので、

かなりのものです。



私は記者だった頃、知事選挙、市長選挙、

国会議員選挙、県議会議員選挙などで

多くの候補者を取材させていただきました。

記者兼カメラマンとして取材することもあり、

いつも「重くなって申し訳ないな~」と思っていました。



選挙戦が終わったときの代表インタビュアーは、

かなりの腕力が必要になります。私も経験がありますが、

相手のワンショットを撮影しやすいように

なるべく立ち位置を遠くしなければならないため、

マイクの束を片手で持って差し出す形になります。

ダンベルを持って水平位置で長時間キープしている

ようなものです。戦いの感想や今後の抱負を聞きながら

マイクを往復させるこの体勢は、見た目以上にきついのです。

それでもいいインタビューができたら疲れは吹き飛びます。



マイクは、音声を伝えるだけでなく、

話し手の心の中までもリアルに伝えることができる

素晴らしい道具だと思います。

私たちはこれを駆使しながら視聴者の期待に応えられるよう、

今後とも努力していきたいと思います。




まもなく投開票。第1声のときの

「マイクの束」が勝利を祝う「花束」に換わるよう、

候補者たちの舌戦は続きます。




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