大人の音楽堂 ブログ
BILLY JOEL
2021年11月24日
「素顔のままで」のローズピアノの音色はとても心に響く。ロックバンドにおける「リフ」に相当するそのフレーズは史上に残るものです。ピアノを弾きながら歌う。しかもソングライティングもする。そういったミュージシャンは多くいますが、この方の場合ピアノがアンサンブルの中心になっています。単に伴奏の一部ではないのが素晴らしいですね。アレンジのセンスの良さ…これが楽曲の命を左右します。
名曲と言われる作品にはどこか独特の個性があり、インパクトを与えるものです。「ストレンジャー」の口笛~ツインリードギターのそのタイプです。いろんなジャンルのミュージシャンにカバーされている「ニューヨークの想い」、コード進行に感じるのは「BLUES」、まぁよくある構成ですが、とてもよくできていますね。何度かカバーしたことがありますが難しいです。あの雰囲気を出すのは…手を出してはいけない1曲です。
彼の代表作品の1973年の再デビュー「ピアノマン」。前作1971年の「コールド・スプリング・ハーバー~ピアノの詩人」が不本意なマスタリングをされてしまい、病気を乗り越えて出したアルバムだったので、アルバム「ピアノマン」への彼の思いは相当なものだった事が聴いたら分かります。「ストリートライフ・セレナーデ」「ニューヨーク物語」「ストレンジャー」「ニューヨーク52番街」「グラス・ハウス」「ナイロン・カーテン」「イノセント・マン」…どれもいいですね。集大成的な2001年のシェイスタジアムのライブ盤は映像付きでリリースされています。
さて、ビリー・ジョエルさんデビュー50周年なんですね。2001年からスタジオアルバムを出してないのでそろそろと思いますが、1970年代から80年代前半にすべてやりつくした(出し切った?)…そんな気もしますので個人的にはこれでいいかと思いますね。何度か書きましたが、やはりそのアーティストの代表的な作品は「時代」に大きく左右します。(しかし、クラプトンさんは別です。精力的でいつでも凄い…)どのアーティストも言えますがBEST盤は出来るだけ避けてその時代時代にリリースした作品を聴くことがそのミュージシャンたちに近づくことが出来るような気がします。BEST盤って飽きるんですよね…。
次回は30歳目前に交通事故で他界…朝焼けの仮面ライダー「マーク・ボラン」T・REXです。お楽しみに。
【今回オンエア】
New York State of Mind ニューヨークの想い
The Stranger
My Life
Piano Man
Honesty
Just The Way You Are 素顔のままで
THE SONG OF ELTON JOHN BERNIE TAUPIN
2024年04月22日
カバー集3
2024年04月15日
有名曲カバー集2
2024年04月08日
カバー集
2024年04月01日
DEF LEPPARD
2024年03月25日