父親との思い出はあまりないのだが、15歳の時だったと思う。なんとラジカセを買ってくれたのだ。親父と下松のＹ電化センターに行った。店主の方と親父は知り合いだったのだろう。当時としてはなかなか高価なSONY SF-1700をすすめられ購入。(親父は、もう少し安いのがよかったはずだ…)。
　
それまではカセットレコーダーは持っていたのだが、平面操作のとてもシンプルなもの。(しかしこちらは中学に上がるときに母親に英語の勉強が…と言って無理やり買ってもらった。New Horizonであります。英語の勉強には使用せずロックばかり聴いていました…まぁワシはそんなもんです。)
　
さて、今度は親父をなんとかしてラジカセであります。モノラルですが、ラジオが付いているのでエアチェックがスムーズに可能なのであります。当時「FM Fun」とか「FMレコパル」といった雑誌を購入してこまめに録音していました。
　
大学時代の曲もありますが、今回はその当時を思い出し、私なりに「ええのう～」ちゅうのをセレクトしました。シンガーソングライターさんです。たまにはソフトなのもいいでしょう。土曜の夜にはぴったりかも…。そういえば大学に入るときは兄に違うデンスケ的ラジカセを…ってな確信犯的なワシです。
　
さて、番組が始まり2か月。毎回、どの曲をオンエアしようか迷います。いわゆる王道を紹介してきましたが、たまには息抜き的に今回のようなアコースティックなサウンドもよいでしょう。我々の学生時代にいつもラジオから流れてきた曲の一部です。
　
それぞれ1曲ずつでしたが、興味がある方はオリジナルアルバムを掘り下げる“旅”に出てください。1970年代という、なんと不思議な時代がそれなりに浮かんでくることでしょう。シンプルでひたむきで、何か今とは違う未来を夢見て…なんて時代かもしれません。可能性…かもしれません。
　
次回3月6日は「Steely Dan」の代表曲を頑張ってセレクトします。乞うご期待。
　
　
【使用曲】
Randy Vanwarmer 「Just When I Needed You Most」アメリカン・モーニング
Dan Fogelberg 「Longer」
Loggins and Messina 「House at Pooh Corner」プー横丁の家
Bread 「If」
Paul Williams 「 Rainy Days and Mondays」雨の日と月曜は
Jim Croce 「Time In A Bottle」