長門市仙崎は、終戦直後、全国に指定された引揚港の一つです。
第2次世界大戦後の9月2日、全国で最初の引揚船となった興安丸が仙崎港へ入港し、日本に帰還した引揚者約41万人を含む約75万人がそれから１年間にそれぞれの故郷に帰るため仙崎を訪れ滞在しました。
当時、引揚援護の事務所や救護所が仙崎に設置され、宿泊施設として寺や学校、民家などが充てられました。
今も往時を偲んで仙崎の地を訪れる人々が多いことが、当時の混乱の中、仙崎の人々がいかに温かく引揚者を迎え入れたかを物語っています。
　
終戦から77年目
戦後の海外引揚という大事業の一端に「仙崎港」が関わってきた事実と、当時の仙崎の人々の「やさしさ」、そして戦争と平和を考える機会とするために本展覧会が企画されました。
今年は特別に平和祈念展示資料館から「海外引揚」に関する貴重な資料をお借りして展示しています。
　
※平和祈念展示資料館
（東京都新宿区西新宿2-6-1　新宿住友ビル33階）
平和祈念展示資料館は、さきの大戦について、国民の理解を深めてもらうため、関係者の労苦を物語る様々な実物資料、グラフィック、映像、ジオラマなどを戦争体験のない世代にもわかりやすく展示しています。

下関の奥座敷として知られる川棚温泉。歴史ある温泉街に、小さなテナントやポップアップショップが入る新たなスポット「トマリギ」が誕生しました。
トマリギは、川棚温泉にある、老舗旅館「玉椿旅館」の若女将、藤井優子さんが発起人となった、「TORIEE　PROJECT.」（トリープロジェクト）の取り組みで誕生しました。
空き家活用など空間づくりを実践するコミュニティ「KILTA山口」や、移住に関する相談窓口である「山口移住計画」といった団体と協力して、プロジェクトを進めてきました。
クラウドファンディングを活用し、温泉街の中心にあるアパートを改装。大きなウッドデッキが目を引く、おしゃれな空間に生まれ変わりました。
月単位のテナント出店や１日単位のポップアップ出店のほか、ワークショップ、キッチンカーの出店も可能。気軽に自分のお店を持つことにチャレンジできます。５月のオープンからこれまでに、ハンドメイド雑貨やスイーツ販売のお店などが出店されています。
藤井さんらプロジェクトのメンバーは、名前の通り、様々な人が集う「止まり木」を目指しています。これからの展開にも注目です。
　
５月のオープンからこれまで、週末を中心に30件ほどの出店があり、現在は、７月から３ヶ月限定で、ハワイアン雑貨と多肉植物の作家さんたちのお店が出店中。キッチンスペースに入居する飲食店を募集中です！毎月、出店しているキッチンカーと地元の方々との交流に、藤井さんは「トマリギが川棚温泉にあることが、川棚の風景になっていったら嬉しい」と話しておられます。

岩国市由宇町の㈱神東(しんとう)ファームは、マイヤーレモンの生産で地域活性化に取り組んでいます。
マイヤーレモンはオレンジとレモンの交配種で、西日本での栽培は珍しく、レモンに比べ、果汁が豊富で糖度が高く、マイルドな酸味。岩国市由宇町神東地区の人口減少対策に2018年、「レモンの会」が発足、耕作放棄地を再生、マイヤーレモンの栽培を開始。2020年に法人設立。・昨年から販売を開始、昨年は約1.4トンを収穫、今年は約４トンの収穫を見込んでいます。
　
　
・地元企業とコラボで商品開発に取り組み、マイヤーレモンを使ったスイートポテトや蜂蜜を発売しました。現在は摘果マイヤーレモンを使った新商品の開発に取り組んでいます。
　
・瀧山進社長を含む法人設立に携わった３人は70歳代。瀧山社長は介護保険施設グループホームを運営していますが、マイヤーレモンの産地化に向け新しく法人を立ち上げました。
　
・就労と郷土愛の醸成に、神東小学校の児童に摘果や収穫体験を実施。児童がデザインした、マイヤーレモンのキャラクターを商品のシールに採用するなど、交流を含めた取り組みをしています。
　
・昨春、瀧山社長の思いに共鳴して、20代の新入社員が入社、今春、会社近くに移住しました。世代は違うが、互いに理解し合う関係性が良好。
　
・マイヤーレモンは皮も食べられるため、有機肥料による土壌づくりと、農薬を極限まで抑えた農法で生産しています。
　
・柳井クルーズホテルで、マイヤーレモンを使った料理やドリンクが楽しめます。

１回目は奇跡のイラストレーター 中野寿子さん、木のおもちゃ職人 重田秀徳さん　の二人展でした。今回は、線描画家 田村覚志さん、キャンドルアーティスト　能村英樹さんのふたり展を開催。
元力士がたった１本の筆ペンで描く超繊細な線描画、その中には作家自身のファンタジーがつまっています。繊細な絵と、元力士の体格の相反する、ギャップが魅力的。どの様に描くって？さらっと鉛筆で外枠を描いたら、いきなり本番！！あっちこっち、色んな所から描く？？なんで？ただ、乾かないから??　当日スタッフは田村さんのＴシャツでお出迎え致します。
そして能村さん、キャンドルの炎って１／ｆの揺らぎなんです。１／ｆゆらぎは生体が本来持っているのと同じリズムであるため、私たちに本能的な快感や快適さを与えてくれるのだそうです。またマイナスイオンが発生するともいわれています。
是非夜はこの１／ｆの揺らぎに包まれて、お酒をどうぞ。

気軽にアートに触れる空間をお楽しみください。お酒や軽食も提供可。作家さんと是非お話をしよう！！コロナに負けない！！